訪問日:2016/9/3
こんにちは、yamです。
今回はF1世界王者を2回達成したスペイン人ドライバー、フェルナンドアロンソの博物館を訪れたときの様子を、写真とともに紹介します。
F1やアロンソのファンの方、車が好きな方にはとても魅力的な場所なので、是非この記事を見て楽しんでいただけたら幸いです。
アロンソの故郷であるオビエド
オビエドの街
スペインと言えば、バルセロナやマドリード、バレンシアやイビサ島が有名です.
しかし、オビエドという場所を知っている人はほとんどいないでしょう。
オビエドは、スペイン北西部、アストゥリアス地方にある小さな町です。
オビエドには、スペイン北部にあるビルバオからバスで向かいました。
マドリードから向かうと、バスで4時間30分程度かかります。
オビエドには相部屋の安宿は見つからなかったので、安めのホテルに泊まりました。料金は2泊で60€です。
タクシーで博物館へ向かう
現在もF1で活躍し、2度の世界王者になったスペイン人F1ドライバー、フェルナンドアロンソの博物館、「Museo Fernando Alonso」には、オビエド市街からはタクシーで向かいました。
街の中心部からミュージアムまでかかった料金は20€です。
タクシーの運転手は英語が通じず、スペイン語のみの会話でしたが、つたないスペイン語と英語とジェスチャーを使い、なんとか博物館にたどり着きました。
展示品が充実しているフェルナンドアロンソの博物館
外観
博物館に着くと、まずその大きさに驚かされます。二階建ての博物館に、カート場まで併設されています。
入場料15€を払って中に入ると、そこにはフェルナンドアロンソが生まれてから現在まで着用したヘルメット、レーシングスーツ、その他F1マシンがずらっと並んでいます。
アロンソが乗っていたカート
アロンソが14歳にカートの世界タイトルを取ったときの始めたカートです。
カーナンバーは14となっていますが、これはアロンソにとってのラッキーナンバーになっており、現在F1で使用しているカーナンバーも14番を選んでいます。
ルノー時代のマシンとトロフィー
アロンソと言えばやはりこの水色のルノーのマシンのイメージが強いですね。
そしてこの博物館の目玉といっていいのが、F1世界チャンピオンを獲得した2005年と2006年のルノーのマシンですね。
横にはワールドチャンピオンのトロフィーも飾られています。
F1マシンの展示を見られる場所は日本にもありますが、F1ドライバーに送られるチャンピオントロフィーを見られる場所は世界でもなかなかないと思います。
日本人でF1のレースを優勝した人は1人もいないので、もちろんこういった優勝トロフィーは日本では見られません(涙目)
それに比べて、アロンソは世界中のレースで優勝を重ねてきたので、F1を開催したさまざまな国のトロフィーを見られる貴重な場所です。
マクラーレンメルセデス在籍時のマシン
1シーズンだけ在籍したマクラーレンメルセデスのマシンも展示してあります。個人的にはこの極限に空力を求めたデザインが好みですね。
フェラーリ時代のマシン
再びチャンピオン争いを演じたフェラーリのマシンとレーシングスーツも、年代別に展示してあります。
その他
F1で使用されるピレリタイヤも展示してありました。
さらには写真には収めていませんが、ドライビングシミュレーターも置いてありました。
アロンソ博物館には平日の昼間に訪れたのですが、自分以外に見学者は2、3人程度しかいなかったので、思う存分見学を楽しめました。
おわりに
今まで数多くの自動車博物館を訪れましたが、この博物館ほどテンションが上がった場所はありません。
この博物館のためだけに、スペイン北部をバスで旅してきたと行っても過言ではないのですが、期待に応えてくれるような充実した博物館でした。
自分が訪れたのは2016年ですが、その後もアロンソはルマン24時間レースで総合優勝し、ラリーレースにもチャレンジしました。
そして2021年にはF1の世界に戻ってきたので、この博物館の展示物もさらに充実していることでしょう。
2021年のF1日本GPは残念ながらコロナの影響で中止となってしまい、アロンソの走りを見ることはできません。
しかしこの博物館へ行けばアロンソの歴史を体感できます。
アロンソの故郷であるオビエドは小さい街ですが、街並みも綺麗ですし、もっと多くのF1ファンがこの街を訪れたらいいなと思っています。
この記事がF1、車、海外旅行に興味がある人の参考になれば幸いです。
それでは、また。