どーもー、yamです。現在バリ島のレギャンに滞在しています。
日本の冬真っ只中の12月にバリ島に来ていますが、実はここは雨季真っ只中。
「バリ島といえば常夏の楽園!」というイメージとは少し違う現実に直面しています。短期旅行では避けたい雨季のバリ島ですが、長期滞在者としては意外と快適に過ごせているので、その理由や注意点をご紹介したいと思います。
バリ島の魅力
これまで訪れた東南アジアの中で、バリ島は最も居心地の良い場所です。その理由として、以下のような特徴が挙げられます。
- 観光地であれば英語がどこでも通じる
- ご飯が安くて美味しい
- 治安も悪くない
- 観光地なので世界中の料理が食べられる
- 海沿いにレストランやサーフボードを借りられる場所がたくさんある
- 歩道がしっかり整備されていて歩きやすい
- 日本食の食材もスーパーで買える
- 物乞いの人も他の東南アジアの場所に比べると圧倒的に少ない
- 海に沈む夕日がメチャクチャキレイ
このなかでも特に気に入っている部分を紹介します。
東南アジアの中でも整った観光インフラ
歩道の整備は、実は東南アジアの観光地では意外と珍しいものです。日本では当たり前の「歩道」ですが、パタヤなどでは歩道がない場所を歩かざるを得なかったり、工事中で通行できなかったり。時には排水溝の蓋が外れていて危険な場所もありました。
その点、バリ島の歩道は車道と段差がはっきりと分かれており、安心して歩くことができます。特にビーチ沿いは、パームツリーが並ぶ遊歩道が整備され、まさにリゾート気分を満喫できる作りになっています。
充実した食事環境
バリ島は世界中から観光客が訪れるため、食事の選択肢が豊富です。今年ベトナムのブンタウに行きましたが、そこではローカルフード以外の選択肢が限られていました。長期滞在となると、やはり食事の選択肢の多さは重要な要素です。
特筆すべきは日本食へのアクセスの良さ。Papaya Fresh Galleryという日本食スーパーでは、驚くほどリーズナブルな価格で日本食材が手に入ります。たこ焼き6個で250円、そば3束で250円、天丼が450円というような感じです。日本食レストランは本国と同等かやや高めの価格設定ですが、スーパーで食材を買って自炊するのが効率的です。
格差を感じにくい街の雰囲気
東南アジアの観光地でよく目にする光景として、路上生活者の横をフェラーリやランボルギーニが爆音を立てて走り去っていく様子があります。正直言って、見ていて気持ちの良いものではありません。
しかしバリ島では、そういった極端な格差を目にする機会が少ないんです。走っている車やバイクもほとんどが日本車で、物乞いの方もほとんど見かけません。このバランスの取れた街の雰囲気も、長期滞在者にとって大きな魅力の一つだと感じています。
バリ島はいい場所だけど雨季はあまりおすすめしない理由
バリ島は確かに素晴らしい観光地ですが、雨季の訪問には注意すべき点もあります。
雨は日本の梅雨のように降るし日照時間が少ない
「東南アジアの雨季は短時間のスコールだけ」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。確かに、タイやマレーシアでは1~2時間激しい雨が降った後は晴れる、というパターンをよく経験します。
バリ島の雨季も同じだと言う人は多かったのですが、実際に来てみると状況は異なりました。日本の梅雨期のように、シトシトと長時間降り続く雨も珍しくありません。雨が降っていなくても曇り空が続き、日照時間が極端に短い日も多いです。
特に短期旅行で雨季のバリ島に来るのは、正直おすすめできません。せっかくの休暇をとって南国リゾートに来たのに、憧れの夕焼けも見られず、観光スポットも雨で全く楽しめない可能性が高いからです。
どうしても雨季に訪れる場合は、屋内で楽しめるアクティビティにフォーカスを当てることをお勧めします。
雨季の海はゴミが流れついてきれいではない
バリ島は「サーフィンの聖地」とも呼ばれ、ここでサーフデビューする人も少なくありません。
私もサーフレッスンを受けてサーフデビューしたのですが、ビーチには大量のゴミが散乱し、悪臭が漂っていました。早朝のレッスン時は、ほとんど自分たちだけが海に入っている状態で、「ゴミと一緒に波乗りしていた」と言っても過言ではありません。
現地のサーフィンインストラクターによると、雨季はゴミが海に流れ込むため、この時期にサーフィンを習いに来る人は少ないとのこと。乾季(5月から10月)になると海も綺麗になり、波も穏やかになるので、マリンスポーツを楽しみたい方は、ぜひこの時期の訪問を検討してください。
バリ島で避けられない渋滞との付き合い方
バリ島最大の悩みは、間違いなく夕方からの渋滞です。電車がなく、多くが1車線道路という環境で、年々増加する観光客の影響もあって、交通渋滞は深刻化する一方です。
特に空港へ向かう際は要注意。フライトに乗り遅れないよう、かなり早めに出発するか、前日に空港近くのホテルに宿泊することをお勧めします。日常の移動ではバイクタクシーの利用が賢明です。
車の3分の1程度の料金で、渋滞も回避できる便利な交通手段です。前を向いていないと頭をぶつける可能性があるので、バイクに乗った時はしっかり前を見ているようにしましょ
まとめ
バリ島は、整備された観光インフラ、豊富な食事の選択肢、安全な環境など、東南アジアの中でも特に暮らしやすい場所です。一方で雨季は、長時間の雨や海のコンディション悪化など、観光には大きな支障が出ます。
短期旅行の方は、ぜひ乾季(5月~10月)の訪問をお勧めします。この時期なら、バリ島本来の魅力を存分に楽しむことができるはずです。
私も次は乾季のバリ島を訪れ、美しいサンセットやクリアな海を楽しみたいと思います。その時はまた、新たな視点からバリ島の魅力をお伝えできればと思います。