こんにちは、yamです。
ペルーといえば、世界遺産のマチュピチュを思い浮かべる人は多いでしょう。
世界遺産の街クスコは標高3400メートルの場所にあり、マチュピチュ観光へ行く起点の街となっています。
私もクスコから格安のマチュピチュツアーに参加しました。
クスコから車で6時間、さらにそこから線路沿いを2時間歩くというかなり体力的にきついツアーでした。
途中でツアーの人とはぐれてしまい、危うくマチュピチュ村まで来たのにマチュピチュに行けないかもしれないというハプニングもありました。
最終的にはツアーで一緒になったメキシコ人の女子大生と陽気なイギリス人のおじさんと仲良くなり、マチュピチュ見学を楽しむことができたのでよかったですが・・・。
詳しいことはまた別の機会に書きたいですが、今回はペルーでのサッカー観戦記を書いていきます。
インカマッサージとアルパカの肉
マチュピチュツアーからクスコの街に帰ってきた次の日、私はペルーリーグの試合を観戦しました。
もちろん予め試合の日程を把握していたので、マチュピチュツアーから帰ってきてきてから行くつもりでした。
市内中心部のアルマス広場に行くと、インカマッサージなる勧誘を受けました。どうやらホットストーンを使ったマッサージらしく、マチュピチュ観光の疲れを癒すために受けることにしました。
料金は1時間で50ソル(約1400円)。東南アジアのマッサージに比べれば少し高いが満足でした。
昼食は観光客向けのレストランでアルパカの肉を食べてみました。値段は35ソル(約1000円)。
味は正直美味しくなかったです。アルパカの肉が食べられるという珍しさに飛びつきましたが、もう食べることはないでしょう。
標高3400メートルでのサッカー観戦
クスコにあるサッカースタジアム
クスコでリーグ戦が行われるインカ・ガルシラソ・デ・ラ・ベガ競技場は、クスコ中心部のアルマス広場から徒歩30分の距離にある。シエンシアーノとクスコの2チームが利用しています。
スタジアムは42000人収容で、それなりの規模があります。
外観はかなり老朽化が進んでいます。
南米は、ブラジルを除き多くのスタジアムが老朽化していますね。
それだけ歴史があると言えば聞こえはいいですが、時代に合わせて改修していって欲しいものです。
南米は治安の悪いイメージがありますが、クスコは観光都市であり、いたる場所に警官がいるのであまり危険は感じなかったです。
ですが外国であることに変わりはないので、夜中に人通りの少ない場所を歩くのは避けたほうがいいでしょう。私は歩いてスタジアムへ向かいました。
入場する際チケットを購入。料金は500円程度でメインスタンドで観戦できました。
スタジアムの内部
スタジアムの中に入ると絶景が広がっていました。バックスタンドはカラフルに彩どられ、左を見ればクスコの歴史的な街並みを見ることができます。
標高の高さもあってか、日差しがかなり強烈でした。サングラスの持参は必須です。
選手入場。バックスタンドからメインスタンドに向かって歩いてくるパターンは日本では見たことがないので新鮮に映りました。
観客の様子
観客の数はせいぜい数百人といったところ。熱心に応援する人はおらず、みんな座ってのんびり観戦。野次を言って観衆の笑いを誘う人もいました。
ここは標高3400メートルの場所で日差しもキツく、日本のサポーターのように飛び跳ねて応援でもしてたらすぐにバテてしまうだでしょう。
しかしそれ以上にこの高地でプレーする選手たちは本当に大変だと思います。
ブラジルやアルゼンチンの強豪チームがペルーやボリビアに勝てなかったというニュースを聞きますが、それもよくわかります。
試合の様子
クスコの青空のもと、レインボーカラーのスタンドがよく映えます。
スタジアム内には防犯のためか、銃を持った兵士もちらほら見かけました。銃を持っている人の前でもちろん下手なことはできません。
このあたりでも日本との安全性の違いを感じます。
スタジアムの実況はなんと観客席と同じ場所で行われていました。
4万人収容のスタジアムなのだから放送席ぐらいあってもいいと思いますが…。
試合に関しては、正直プレーのレベルは高くなかったです。おそらく日本のJ2と同じくらいですね。
とはいえ酸素の薄い場所で90分プレーするとなると仕方ないのかもしれません。
おわりに
クスコは世界中から観光客が来る街です。クスコ市街の雰囲気は素晴らしいし、マチュピチュ観光もいいでしょう。
ですが観光客のあふれる場所だけでなく、こういった地元の人のいない場所にいくことでまた違った雰囲気を味わうことができます。
ペルーに行く人は、ある程度時間とお金に余裕がないといけないし、ほとんどの人は一生に一回行くだけでしょう。
ペルーに行く人でサッカーに興味がある人は、是非こういった場所にも足を運んでみて欲しいです。サッカーは世界中で行われているスポーツです。
「国の数だけサッカー観戦の特徴がある」
そう思わせてくれるような経験をしました。
(訪問日:2016/29)