こんにちは、yamです。今回はアルゼンチンを代表する2大クラブである、ボカジュニアーズとリバープレートのスタジアムツアーに参加したときの様子を記事にしました。 (訪問日:2016/7/19 7/20)
アルゼンチンにはチリから飛行機で入国しました。
チリのサンティアゴからアンデス山脈を越えて首都のブエノスアイレスに行くには、飛行機が一番楽だし、南米の長距離バスの移動は疲れるのが理由です。
アルゼンチンでは試合こそ観戦できませんでしたが、ボカジュニアーズとリバープレートのスタジアム見学ツアーに参加することができました。
南米のパリと称されるブエノスアイレス
上の写真は宿の近くで撮影したものですが、まるでヨーロッパに来てしまったかと思いました。
大学の卒業旅行で訪れたパリを思い出させる街並みです。チリのサンティアゴも洗練された街でしたが、ブエノスアイレスはもっとヨーロッパナイズされた街ですね。
ただし気になったのが犬のフンの多さです。街路樹のそばには必ずと言っていいほど犬のフンを見かけました。
街並みだけでなく犬のフンの多さもパリとそっくりである必要はないのですが….。
治安もそこまで良いとは感じませんでした。夜は特に出歩かないほうがいいでしょう。
ボカジュニアーズのホームスタジアム、ボンボネーラの見学ツアーに参加
ブエノスアイレスに到着した翌日、ボンボネーラのスタジアムツアーに参加することにしました。
宿から30分ほど歩いて到着。世界一周の旅を始めてからは移動費の節約のために、多少の距離でも歩くようになりましたね。
ボンボネーラの外観と周辺の街並み
スタジアムの外観はチームカラーの青と黄色に塗られていて雰囲気があります。
スタジアムは貧困層の多いボカ地区にあるため、周りにある住宅地にはお世辞にも綺麗とはいえなかったです。
スタジアム周辺の建物もクラブカラーに染まっています。
ミュージアム
スタジアムにはミュージアムも併設されており、見学ツアー代も含めて料金は180アルゼンチンペソでした(約1260円)。
見学ツアーが始まるまではミュージアムの展示を楽しみます。
南米クラブ王者を決めるコパ・リベルタドーレスカップのトロフィーと、クラブW杯の前身であるトヨタカップのトロフィー
クラブの英雄であるマラドーナの写真も巨大なパネルを使って展示。
これはボカジュニアーズのクラブ発足の起源となった絵です。
ユニフォームのデザインを決める際、湾岸労働者であったクラブの会長が「明日の朝に、ボカの港に最初にやって来た船のカラーを新ユニフォームの色にする」と決めたのです。
翌朝一番に訪れた船舶はスウェーデンの船で青色と黄色の国旗をなびかせていました。
その結果、ボカ・ジュニアーズは青色と黄色(ボカ・サポーターは黄色だが金色と呼ぶ)を新しいチーム・カラーにすることなったのです。
スタジアムツアーに参加
スタジアムツアーの案内役は金髪の若いお姉さん。スペイン語だけでなく、英語での説明もしてくれたのですが、早口でしゃべるので聞き取りづらかったです。
メインスタンドからの眺め。5万7000人収容ですが、それを感じさせないほどコンパクトにまとまっています。満員になれば熱い雰囲気になるでしょう。
マンションのような形をしたメインスタンド。2階から上の部分はどうなっているのか気になりますが、見学ツアーで訪れることはできませんでした。
ゴール裏最前列から撮影。見ての通り観客席が壁のような急角度でせり出ています。無駄なスペースは一切排除されているため、どの席でもピッチが近くにあります。ここでプレーする選手のプレッシャーは半端なさそうです。
スタンドを巡ったあと、ロッカールームとインタビュースペースを見学してツアーは終了しました。
グッズショップでジャージでも買いたかったですが、これからも続く長い旅の日程のことを考えて購入を諦めました。
気軽にグッズを買えないのが長期旅行者の難点ですね。
リバープレートのホームスタジアム、エスタディオ・モニュメンタルの見学ツアーに参加
リバープレートはボカジュニアーズの最大のライバルであり、この2つのチームの試合は「スーペル・クラシコ」と呼ばれ、世界有数のダービーマッチとして有名です。
リバープレートはサポーターに富裕層が多く、スタジアムも高級住宅街の近くにあります。
スタジアムの外観とミュージアムショップ
スタジアムの外観。ボンボネーラと比べると存在感に欠ける印象です。
スタジアム内にはグッズショップも併設されています。これが普通だと思いますが、日本のサッカースタジアムにはショップが併設されている場所は少ないです。
運営元の関係もあるのでしょうが、これが当たり前の光景になって欲しいですね。
ボンボネーラと同じように、ミュージアムの入場券と見学ツアーの料金は180アルゼンチンペソ(約1260円)でした。料金も明らかにライバルを意識しています。
ミュージアム
ミュージアムで一番印象深かったのが、歴代ユニフォームの紹介です。リバープレートといえば、赤いたすき掛けのユニフォームが特徴ですが、たすき掛けでないシーズンもあったようです。
ミュージアムを見学したあと、スタジアムツアーが始まりました。こちらのツアーガイドも若いお姉さんが担当しました。スペイン語が分からない人は自分を含め2人いたので、スペイン語の説明が終わると、私たちだけのために英語の解説をしてくれました。
スタンドとピッチからの景色
スタンドからの眺め。スタンドにも赤いたすき掛けがあるのは良いですが、やはり陸上トラックがあるのが気になります。
陸上トラックがあるわりには見やすいですが、いつかサッカー専用スタジアムを作って欲しいところです…。
グラウンドに降り立ってからの眺め。収容人数は約5万8000人。ボンボネーラと比べれば解放感を感じました。
おわりに
ブエノスアイレスで2つのスタジアムを訪れましたが、やはり私はボンボネーラのほうが好きですね。
サッカーはやはりサッカー専用スタジアムで行うべきです。
後でわかったことですが、両チームの試合のチケットを入手するには少々難易度が高いようです。
当日券の販売は一切なく、チケットを買うためにはまずファンクラブ登録の上で、ネットで事前に購入する必要があります。さらにチケットの引き換えには前日までにスタジアムに出向いてチケットと交換しなければなりません。
詳細はチケットサイトなどを参考にしてみてください。
たとえ試合を観ることができなくても、スタジアムを訪れる価値はあります。
サッカーファンは是非日本のスタジアムとの雰囲気の違いを楽しんで欲しいですね。
それでは、また。
(訪問日:2016/7/19 7/20)