南米を3ヶ月かけて9か国周った自分がおすすめする観光地5選を紹介!

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日本から見ると地球の反対側にある南米。

日本からの距離は1万km以上あるため、気軽に行くことはできませんが、魅力的な観光地が数多くある大陸です。

私は2016年の世界一周の旅に出て、約3ヶ月間かけて9か国周りました。その中で特に魅力的であった観光地を紹介します。

南米旅行に興味のある方、南米をグルっとまわってみたいと思っている方は是非参考にしてみてください。

目次

マチュピチュ(安いツアーで行くほど濃い思い出ができる)

マチュピチュ

南米を代表する観光地と言えるマチュピチュ。写真だけでみても雄大な景色ですが、現地で見れば、写真では伝わり切れない大迫力の景色が堪能できます。

マチュピチュへと向かうにはクスコからバスと電車を使ってマチュピチュ村へと向かいます。

しかし安いツアーだと、電車の線路沿いを2時間かけて歩く「スタンドバイミ―コース」があります。

個人的に、体力のある若い人は線路沿いを歩いていくスタンドバイミ―コースをおすすめします。

なぜならマチュピチュ観光の思い出がぐっと濃くなるから。

スタンドバイ三―コースのルートは、

→クスコから出発
→ツアーのバンで6時間移動
→線路沿いを2時間かけて歩く
→マチュピチュ村に到着
→翌朝5時起きでマチュピチュへ向かう(バスで向かうルートと徒歩で向かうルートがある)

というルートになります。

クスコの街並み

マチュピチュ観光の拠点となる街クスコ。街全体が世界遺産に指定されており、中心部は非常に整備されています。

マチュピチュツアーには1泊2日で約1万2000円のツアーを申し込みました。
当日は朝5時にクスコの街を出発します。

クスコからマチュピチュまでの道のり

このような山岳地帯の道を乗り合いバンで6時間ほど乗車した後、

水力発電所とペルーレイル

発電所近くに到着した後は線路沿いを2時間歩きます。

マチュピチュまでのスタンドバイ三―ルート
マチュピチュまでのスタンドバイ三―ルート

その後マチュピチュ村に到着。ツアーの人とはぐれるというハプニングもありましたが、チケットも受け取って翌日マチュピチュへと向かいます。

夜のマチュピチュ村

マチュピチュ村からマチュピチュまでは20$払ってバスに乗るのが一般的ですが、私はせっかくなので歩いていくことにしました。

マチュピチュへの登山口

朝5時には登山口大勢の人。ここでパスポートとチケットを見せた後登山開始です。

マチュピチュの登山道

登山に要した時間は約1時間。このような急な階段が続き、膝はガクガク、雨でぬれた地面。バスを選ばなかったことを公開するくらいの地獄のルートでした。

マチュピチュの入口に到着したころには既に疲労困憊。

6時間のバス移動、2時間の徒歩移動、ツアーの人達との歓談、そして1時間の登山を経たうえでようやくたどりついたマチュピチュの景色・・・

マチュピチュ
マチュピチュ
マチュピチュ
マチュピチュ

正直、写真だと全然伝わらないですが、この世のものとは思えないぐらい神秘的でした。

実際に訪れるまでは、マチュピチュは山の上に遺跡があるだけと思ってあまり期待していませんでしたが、いい意味で期待を裏切られました。

マチュピチュは写真で良く見るあの遺跡だけではありません。クスコからのツアーからの道のりから、忘れられない素晴らしい思い出がつくれます。

ラパスの街(ボリビア)

ラパスの街並み

ボリビアの首都であるラパスは、標高約3600mに位置する高山都市で、すり鉢状の形が特徴的です。

南米の国では多くの国ではヨーロッパのような雰囲気がありますが、ラパスは独特の雰囲気を持っています。

ラパスの街並み
ラパスの街並み
ラパスの街並み

ボリビアは南米の中でも経済的にまだ貧しい国であるため、街中を走っている車は使い古された車ばかりでした。

また標高が高いため空気が薄く、坂も多いため、普段と比べてすぐに息切れしてしまいます。

人によっては高山病になる場合もあるので、無理は禁物です。

コカの葉

日本では所持および持ち込みが禁止されているコカの葉も、ラパスの街では売店で気軽に買うことができます。
このコカの葉を化学物質と組み合わせれば、コカインの完成。

現地ではコカティーとして多くの人に愛飲されています。スーパーにも沢山売っていますが、お土産として持って帰れないのが残念。

ラパスの泥棒市

ここは週末に賑わう泥棒市と呼ばれる場所。あらゆるジャンク品が売られており、独特の雰囲気がありました。
もし何か物を盗まれたら、ここで売られている可能性が高いです。

ラパスの街の上を走るロープウエー

そして街の一番の特徴が、街のど真ん中の上を走るロープウェー。これで街の高台部分まで一気にいくことができます。

昼と夜の2回行けば異なる景色を楽しめますが、夕方から夜にかけての景色はまさに絶景。

ラパスの夜景
ラパスの夜景

坂に沿って建物が立っているため、立体感のある景色が楽しめます。

さらに街には昔懐かしの日本のゲームセンターの機会が現役で活躍していました。

ラパスにあるゲームセンター
ラパスにあった鉄拳

高所にあり、すり鉢状の独特の景観、そして昭和にタイムスリップしたかのようなゲームセンター。

日本の真裏にある南米の中でも特に特徴的な街であるラパスは是非訪れてほしい場所です。

アタカマ砂漠(地球とは思えない絶景が楽しめる)

月の谷

アタカマ砂漠はチリ~ボリビアに広がっている砂漠です。

サンペドロ・デ・アタカマの街並み

アタカマ砂漠の観光は、チリ北部にあるサンペドロ・デ・アタカマと呼ばれる街を拠点に観光ツアーが多く出ています。

アタカマ砂漠の拠点となるサンペドロ・デ・アタカマには多くの観光客が滞在します。。

個人で行くことは難しいため、日帰りのツアーなどに参加する必要があります。ツアーの見どころは月の谷と呼ばれる、岩砂漠が広がる光景です。

月の谷の看板

「VALLE DE LA LUNA」とはスペイン語で「月の谷」の意味。

月の谷

アメリカのグランドキャニオンにも少し似ていますが、月の谷は水や木がいっさい見えず、まるで地球ではない場所に来たような感覚になります。

個人的にはグランドキャニオンより月の谷の方が好きですね。

その他にも周辺には雄大な景色が広がっています。

アタカマ砂漠
アタカマ砂漠を走る道路
リカンカブール山

この山はリカンカブール山という、富士山に似ているのが特徴の山です。

この他にもアタカマ砂漠には、星空を眺めるツアーや、野外博物館など、自然を満喫できるツアーやスポットがたくさんあります。

一言にアタカマ砂漠と言っても、砂砂漠・岩砂漠・山・湖・温泉・動物など様々な景色を堪能できる魅力的な観光地です。

日本人にとってアタカマ砂漠に関して知っている人はあまり多くいないと思いますが、南米に来たら是非訪れて欲しいですね。

イグアスの滝(滝の概念が変わるくらいスケールが大きい)

ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがるイグアスの滝は、世界で最も大きな滝です。

そのスケールの大きさと言ったら、日本の滝とは比べものになりません。

日本で滝をみようと思ったら、せいぜい20~30分もあれば十分ではないでしょうか?

しかし、私がイグアスの滝を見学するのに要した時間はなんと丸2日。

理由としてアルゼンチン側とブラジル側の両方からみたことが挙げられますが、丸2日くらいかけないと全ての滝を見ることができません!

イグアスの滝
イグアスの滝

こちらはブラジル側から見たイグアスの滝の”ほんの一部”。

これは滝と呼んでいいのか?と、私の中で滝という概念が変わりそうなほど、桁違いのスケールです。

他に世界的に有名な滝と言えば、ナイアガラの滝とビクトリアの滝がありますが、
テレビやネットで見る限り、イグアスの滝と比べるとかなり見劣りします。恐らく行くこともないでしょう。

イグアスの滝

これほどの広範囲にわたって水が勢いおく流れ落ちる光景はまず日本では見られません。これだけでもイグアスの滝のほんの一部だというからおそろしいです・・・

翌日はアルゼンチン側から見学しました。

アルゼンチン側のイグアスの滝の入口

アルゼンチン側の入り口。チケットを購入して入場すると、公園内には鉄道が敷かれていて、電車に乗ってイグアスの滝へと向かいます。

イグアス国立公園内にある鉄道
イグアスの滝

滝を上から見下ろした様子。この部分だけでも日本では立派な滝として観光地になれますね。

イグアス国立公園内にある鳥
イグアス国立内にいるサル

イグアスの滝は国立公園の中にあるため様々な動植物が生息しています。

イグアスの滝つぼへ向かうボート

ボートに乗って滝つぼへ突っ込むエキサイティングなアトラクションもあります。

悪魔の喉笛

そしてイグアスの滝でも一番の名所といわれる「悪魔の喉笛」。轟音を立てながらとてつもない水量が落ちていく様子を楽しめます。

イグアスの滝

このように滝と言ってもみる場所で様々な種類の滝が見れるイグアスの滝は、間違いなく世界一の滝と言えるスケールのデカさでした。イグアスの滝を見たら、正直他の滝では物足りなく感じるでしょう。

南米の大自然を体感したいなら絶対行くべきスポットです。

アマゾン川

アマゾン川の日の出

アマゾン川は言わずとしれた世界最大級の河川で、多種多様な生物が暮らしている場所です。

アマゾン川では多種多様な動植物を見ることができるため、動物好きや植物好きにはもってこいの場所。

マナウスというアマゾン川流域最大の街からは各ツアーが出ており、1泊2日のから1週間以上滞在するツアーが出ています、

マナウスの港

マナウスの港からボートに乗ってツアーがスタート。

ネグロ川とアマゾン川の合流地点

川の色がはっきりと分かれているこの場所は、ネグロ川とアマゾン川の合流地点。

温度差の影響で色が違うらしいですが、実際触ってみてもそこまで違いは分からなかったです。

アマゾン川

アマゾン川の景色は一面こんな感じ。見渡す限り森と川しかなく、海の真ん中に取り残されたような感覚になりました。

アマゾン川沿いにあるロッジ

滞在先となるロッジ。シャワーはあるけど水のみ。夜はエアコンはなく蒸し暑い環境でした。

荷物を置いた後は再びアマゾン川クルーズに出発します。

アマゾン川の植物
アマゾン川に生息する鳥
アマゾン川沿いに生息する動植物

日本では見られない動植物をそこかしこに見ることができます。

まさにアマゾン川は天然の動植物園ですね。

アマゾン川のマングローブ

ツアーではピラニア釣りやワニの捕獲など、見るだけでなく体験できるアクティビティも充実しています。

ピラニアの唐揚げ

ツアーのみんなで釣ったピラニアを唐揚げで食べましたが、これがメチャうまい。日本で売ってたら買いたいくらいのうまさです!

アマゾン川で捕獲したワニ

夜はワニを捕まえにいったり、

アマゾン川で捕獲したナマケモノ

ナマケモノを捕まえにいったり・・・。

アマゾン川にいるハッピーホーク

これはハッピーホークと呼ばれる、体長1.2mにもなる鳥の子ども。アマゾンで見た中で一番かっこいい動物でした。

そしてアマゾン川ツアーのハイライトはボートの上から見る日の出。

アマゾン川の日の出

太陽が昇ってくるのを皆が黙ってみている間、あちこちから鳥やサルの鳴き声が聞こえてきます。

川の水面に太陽が鏡張りになる景色に自然の神秘を感じました。

アマゾン川はガイドさんとそこに生息する動植物や自然から様々なことを学べる場所です。

まとめ

今回は、南米を3ヶ月かけて9か国周った自分がおすすめする観光地5選を紹介しました。

今回紹介したおすすめの観光地は、

・マチュピチュ
・ラパス
・アタカマ砂漠
・イグアスの滝
・アマゾン川

です。

南米の魅力と言ったら、日本では見れないスケールのデカい自然と古代遺跡、ユニークな街並みですね。

南米は日本からかなり遠いですが、お金を時間をかけて周る価値は非常に高いです!

ご飯も日本人に合うものが多いので、興味のある方は是非足を運んで見てください!

それでは、また。

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この記事を書いた人

零細Web系フリーランス。旅・車・サッカー・スラブ好き。 関東田舎住みのアラサー。鹿島サポ。 海外45か国渡航。日本と海外のいいとこ取り生活をするのが目標

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