こんにちは、yamです。
今回は自分がリオデジャネイロを訪れた際に、ファベーラの中にあるホステルに滞在したので、そのときに思ったことを記事にしました。
ファベーラとはブラジルにあるスラム街を指します。
多くの人は麻薬、銃撃戦、ギャングなど、身の危険を感じるイメージを持っているでしょう。
自分も最初はそういうイメージがありました。
しかし実際に滞在してみると、今まで思っていたイメージと違ったことが多かったので記事にしてみました。
興味のある方は参考にしてみてください。
手違いでファベーラにあるホステルを予約してしまう
リオデジャネイロにはオリンピックの観戦が目的で訪れました。
オリンピック期間中なので、治安の良い海岸沿いのホステルはどこも料金が高騰しています。
しかしそこから少し離れた場所に、1泊2500円程度のホステルを発見しました。
口コミ評価もよかったので、特に細かいことは気にせずに予約したのです。
そして後で分かったのですが、自分が予約した宿の名前は「Walk on the Favela Hostel」という名前で、文字通りファベーラの中を歩いてたどりつくホステルだったのです。
Google mapのビューをみても、人通りの少ない細い道をしばらく歩いて、その後ファベーラの入口から少し階段を上がった場所にあります。
画面上から見ても治安が悪いような雰囲気を感じました。
この写真は最寄駅からホステルへと向かう道です。グーグルマップで最初にみたときは、絶対に夜は歩きたくないと思いました。
リオデジャネイロに着いたのは夜だったので市街地までいくのは危ないと思い、空港近くのホテルに宿泊しました。
オリンピック期間中なので安いホテルはなかなか見つからず、ラブホテルに宿泊しました。
翌日の昼間になってからタクシーを利用してホステルへと向かいました、
ホステルまでの道は狭いため、途中からは徒歩移動です。
ホステルに向かう途中にファベーラの住宅が並んでいます。
ホステルの入口です。入口には鉄格子があり、スプレーの落書きがあって、かなり怖い印象がありました。
入口からこの階段を少しのぼったところにホステルはあります。
実際にファベーラを訪れてみた結果
結論からいうと、1週間ファベーラにある宿に滞在していた中で、危ない目にあったことは一度もありませんでした。
もちろんこれはオリンピック期間中なので警備が厳重になったことと、たまたま運が良かったというのもあります。
それでもファベーラ(スラム街)=危ないという認識も違うなと思いました。
リオデジャネイロには約2万のファベーラがあるので、ファベーラによっても治安が異なってくるのでしょう。
ファベーラの住人と直接交流することはありませんでしたが、彼らの家や身なりを見る限り、確かに豊かではないけれど、そこまで貧しいというふうにも思えませんでした。
ファベーラの人達も普通にスーパーで食品を買ってきて、テレビでサッカーの試合を見たりしています。
観光客の私がそこを出歩いたからと言って、何か者を盗もうとしてきたり、ちょっかいを与えてきたりと行ったことはありませんでした。
どちらかというと世界中にある有名な観光地で、観光客を狙った詐欺師のほうがよっぽどタチが悪いですね。
日本に帰ったあと、ブラジル人の女の子にファベーラのことについて尋ねてみたら、危ないのは一部のギャングだけで、普通の住人は観光客を見てもなにもしてこないと言っていました。
まぁそのギャングが怖いのですが、それらしき人々は一度も見かけませんでした。
ファベーラは階段状に家がたくさん並んでおり、迷路のようにとても入り組んでいます。なのでギャングのアジトなどにも最適な場所なのかも知れません。
またファベーラは普段の生活でかなり不便であることは身を持って感じました。
平たい場所がないので車や自転車も使えませんし、階段の上り下りはかなり体力を削られます。
ファベーラのいいところと言えば眺めの良い景色を味わえることですね。
おわりに
ファベーラでの滞在はとても貴重な体験になりましたし、結果的にこのホステルに泊まってよかったです。
もちろん日本のように安全とは言えないし、自分も他の人の安全を補償できないですが、このホステルは他の国ではなかなか味わえないような経験ができるでしょう。
もし安くリオデジャネイロ滞在したいなら、このホステルに宿泊するのもいいでしょう。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、また。