【セリエA】ミラノダービー観戦記 大迫力の試合の様子を紹介!

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訪問日:2016年11月20日

世界一周旅行でヨーロッパに滞在中は、サッカーの試合のスケジュールに合わせて動いていました。

9月から10月にかけてリーガエスパニョーラ、ブンデスリーガ、プレミアリーグを観戦してきましたが、11月には初となるセリエAの試合を観戦しました。しかもただのリーグ戦ではなく、ACミランとインテルのミラノダービーです!

チケットは218€とかなり奮発しましたが、それに見合うすさまじい雰囲気を味わえたので、そのときの様子を写真とともに紹介します。

目次

ミラノダービーとは

ミラノダービー

ミラノダービーは、共にミラノに本拠地を置くACミランとインテルによるダービーマッチです。

同じ街によるダービーマッチは数多くありますが、ミランとインテルは同じスタジアム(サンシーロ)を本拠地とし、UEFAチャンピオンズリーグの優勝経験がどちらもあるのが特徴と言えます。

ミランとインテルは世界的な強豪クラブであり、この両チームの対戦は毎回世界中が注目する一戦です。

2014年には、当時インテルに在籍していた長友選手と、ACミランに在籍していた本田圭佑選手によるミラノダービー初の日本人対決も実現しました。

チケットを奮発して購入

ミラノダービーは毎試合サンシーロが超満員になるほどの人気カードですが、ラッキーなことに試合の5日前にチケットを購入できました。

もちろん割高な料金ですが、viagogoというサイトから座席を選び、バックスタンド1階席のチケットを218€(約2万5000円)を出して購入したのです。

チケットはバーコードの読み取りが必要なため、滞在先の宿でプリントアウトしたものをスタジアムへ持参しました。

現地観戦の様子

試合前の様子

サンシーロスタジアム 外観

試合当日は雨が降っていたため、宿泊先の宿からはUberで移動しました。

試合開始1時間半以上前に到着しましたが、すでに大勢のサポーターが詰めかけています。

サンシーロスタジアム

2016年シーズンは本田圭佑がミランに、長友佑都がインテルに所属していましたが、この試合は2人ともベンチスタートでした。

試合前に連取をするacミランの選手たち
試合前に練習をするインテルの選手たち

試合前に練習をする本田圭佑と長友佑都

試合前にサポーターに挨拶をするacミランの選手たち

練習を終え、サポーターに挨拶をするミランの選手たち。

私はどちらかというとインテルのほうが好きですが、私の座席はミランサポーター側の席でした。

ミラノダービーといえば、選手入場時に両チームのサポーターがビッグフラッグとコレオグラフィーを作り、素晴らしい雰囲気を作るのが有名です。

ミランのサポーター

しかし、私が購入したバックスタンドの後列の座席は、上部が屋根にかかってしまい、両チームのゴール裏が完全に見えないというまさかの出来事がおきました。

インテルのサポーター

残席がわずかの状態で購入した座席ですが、天井が真上にあるのが理由で売れ残っていたのかもしれません。

試合中のスタジアムの雰囲気

ミラノダービー

ミラノダービーは、「試合」というよりは、「戦争」と呼ぶ方がふさわしい雰囲気でした。

選手がファールをすれば、地鳴りのようなブーイング。よいプレーをすれば万雷の拍手。

ミランのサポーター
インテルのサポーター

8万人が作り上げた熱狂的な雰囲気は、絶対に日本では味わえません。試合よりもどちらかというと両チームの応援ばかり目が行っていました。

このすさまじい雰囲気はいくら写真や動画で説明しても伝えきれませんね。海外サッカーに興味があるなら大金をはたいてでも行く価値があります!

ミラノダービー

試合は前半終了間際にミランが1点を先制し、ハーフタイムへ突入。トイレに行った後、自分の座席に戻るのが面倒だったため、眺めの良いコンコースでみんなと一緒に立ち見で観戦することにしました。

ミラノダービー
インテルのサポーター

ハーフタイム中も両チームのサポーターは応援をやめません。発煙筒や巨大なビッグフラッグを掲げます。

試合の雰囲気だけで身の危険を感じたのは、100試合以上現地観戦をしてきたなかでは初めてです。それほどミラノダービーは特別な一戦であることを身をもって感じました。

後半に入ると、10分も立たないうちにインテルが同点ゴールで追いつきます。

ゴール後の雰囲気

しかしその5分後、ミランの選手がゴールを決め、再び試合をリードします。

ゴール後には、点をとった選手をサポーターがコールし、その声がスタジアムに響き渡ります。

両者白熱の戦いをしていましたが、ミランのゴール裏では人が倒れ、救急隊員が心臓マッサージを行う事態に・・・
スタジアムの一部の観客は驚きを隠せない様子でした。

その後その観客は担架に運ばれていきましたが、その後無事だったのかはわかりません・・・

試合中に観客が発作を起こして倒れるなんて、日本では考えられないことですが、「戦争」と呼ぶにふさわしいミラノダービーではそういうことが起きてもおかしくはないのかも知れません。

試合は終了間際にインテルが追い付き、ミラノダービーはドローに終わりました。

試合データ

セリエA 第13節 ACミラン対インテル

■スタジアム:サンシーロ
■日付:2016年11月20日
■天気:曇り
■入場者数:77882人
■スコア:2-2
■座席:バックスタンド1階席後方ホーム寄り

おわりに

ミランのサポーター

イタリアにはミラノダービーを見るためだけに訪れましたが、日本では絶対に味わえない雰囲気を体感できたので、お金と時間をかけて本当に行って良かったです!

ミラノダービーの試合のチケットは218€(約2万5000円)と、今まで現地観戦したなかで一番高価なチケットになりました。

しかし価格に見合うくらいの一生の思い出に残るくらいのインパクトを得ることができました。国内で観戦した試合は数多くありますが、それでも未だに印象に残っている試合はごくわずかです。

国内で応援しているチームがある方でも、是非ミラノダービーのような一戦を観戦してほしいですね。一生の思い出になることまちがいなしです!

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この記事を書いた人

零細Web系フリーランス。旅・車・サッカー・スラブ好き。 関東田舎住みのアラサー。鹿島サポ。 海外45か国渡航。日本と海外のいいとこ取り生活をするのが目標

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