訪問日:2016/10/29
ホワイトハートレーンは1899年から2017年まで約120年に渡りトッテナムのホームスタジアムとして利用されてきました。
しかし2017年に取り壊され、2019年にトッテナムホットスパースタジアムという6万人収容の真新しいスタジアムを本拠地としています。
ロンドン滞在中は、現在は既に取り壊されたホワイトハートレーンでトッテナム・ホットスパーの試合を観戦したので、そのときの様子を書いていきます。
トッテナムホットスパースタジアムまでのアクセス
ホワイトハートレーンまでは地下鉄で行けます。
地下鉄White Hart Lane駅下車ですぐです。
ロンドンは地下鉄の料金が高く、私が利用した時は初乗り4.9£でした。
日本の地下鉄と比べても、駅のホームも狭く、車内も窮屈です。
日本人よりイギリス人のほうが背が高いのに、この狭さはちょっとつらかったですね。
ホワイトハートレーンでの試合
スタジアムの外観
ホワイトハートレーンは街中に隣接しているスタジアムです。
そのため余分なスペースはなく、サッカーを見るために必要最低限のものしか置いていないといった印象です。
スタジアムのすぐ隣には道路や建物が隣接していて、広場などがないため、イベントスペースといったものはありませんでした。
それでも、120年の歴史を誇るスタジアムであるため、外観だけでも歴史を感じさせるような雰囲気がありました。
野球で言えばフェンウェイパークのような雰囲気の歴史あるスタジアムですね。
スタジアムの内部
私が買ったチケットはゴール裏の2階席でしたが、1万2000円もしました。
そのためか、周りの観客も中高年の人達が多くを占めます。
また当時から活躍していたソンフンミンがいたため、韓国人のサポーターも多く見かけました。
白いポールが立っていると観客としては不便だろうが、かなり趣があると言えます。
対戦相手は2015年に奇跡のリーグ優勝を果たしたレスターシティで、岡崎選手が在籍していました。今日も彼はスタメン出場を果たします。
試合の雰囲気
私は今まで4大リーグを含み、海外18か国でサッカーの試合を見てきましたが、
試合の雰囲気はプレミアリーグが世界で一番素晴らしいです。
プレミアリーグが世界最高峰のリーグと言われていますが、それはスタジアムの雰囲気も同じです。
太鼓や発煙筒、旗などのような道具は全然使わず、手拍子と声援だけのシンプルな応援が素晴らしいです。
良いプレーがでれば拍手、悪いプレーがでればブーイング。
チャンスになれば一斉に皆が立ち上がり、ゴールを決めれば大歓声。
ひとつひとつのプレーに一喜一憂します。
選手との距離も近く、プレミアリーグ独特の雰囲気が最高です。
試合はホームのトッテナムがボールを支配し、前半終了間際にPKを獲得。
PKで先制点をとり、前半が終了
しかし後半開始直後にレスターに1点を返され同点に。
その後もホームのトッテナムが攻撃を仕掛け、合計22本のシュートを放ちますが、追加点をとれず引き分けに終わりました。
試合終了後
試合終了後はみな駅へと向かいます。
スタジアムの近くにはこのようなスポーツバーがあり、若者を中心に盛り上がっていました。
チケット代が高いため、お金のない若者はスポーツバーで観戦することが多いのでしょう。
試合データ
プレミアリーグ第10節 トッテナム対レスターシティ
■スタジアム:ホワイトハートレーン
■日付:2016年10月29日
■天気:くもり
■入場者数:31,868人
■スコア:1-1
■座席:ゴール裏2階席(95.80£)
おわりに
2017年に取り壊しとなったホワイトハートレーンですが、歴史のあるスタジアムでプレミアリーグを観戦できたことは本当によかったです。
歴史がある分、スタジアムとしての個性を感じました。
スタジアムが古いため、スタンドに支柱が立っていたり、トイレがかなり汚かったのは嫌でしたが、今ではなかなか体験できないことをしたと思います。
新しくなったトッテナムホットスパースタジアムも素晴らしいスタジアムですが、最近新しく建てられるスタジアムは若干スタンドとの距離があり、プレミアっぽくないと感じますね。
もしプレミアリーグの試合を見るなら、ある程度歴史のあるスタジアムで観戦したほうが、プレミアリーグっぽさを感じられます。
海外サッカーファンなら、死ぬまでに1度はプレミアリーグの試合を現地で観戦しましょう!
それでは、また。