訪問日:2018年12月15日
2018年11月、鹿島はクラブ史上初のアジアチャンピオンズリーグを制覇し、クラブワールドカップへの出場を決めました。
開催場所はアラブ首長国連邦(UAE)です。私はその当時、シルクロードの旅をした後、ウクライナに長期滞在していました。
ウクライナに滞在中、鹿島がアジア王者になるのを見届けた後、せっかくの機会なのでクラブW杯のチケットを購入。滞在中のウクライナからUAEへクラブワールドカップを観戦したので、現地の様子を写真とともに紹介します。
ドバイの宿でグアダラハラのサポーターと交流
ドバイは世界中から観光客が集まり、日本人にも人気の旅行先ですが、物価はかなり高いです。私が滞在した宿は、ドバイ中心部からやや離れた場所にあり、6人部屋で1泊約2500円でした。
宿ではメキシコからやってきたグアダラハラのサポーター4人組と同部屋に。
軽く会話をした後、鹿島とグアダラハラのエンブレムが入った記念ステッカーをもらいました。
私は急遽クラブワールドカップに参戦することになったので、鹿島の応援グッズを一切持参できなかったのが悔やまれます。
試合会場であるアルアインまで移動
宿泊先のホテルを出ると、グアダラハラのサポーター集団がいました。彼らはバスで直接向かうようですが、個人で来た私はドバイメトロでバスターミナルへ行き、そこからアルアイン行きのバスに乗ります。
試合会場であるアルアインは、ドバイからバスで2時間ほどの場所にあります。物価の高いUAEですが、バスの料金は安く、日本円で約600円。日本の3分の1程度の値段で乗車できました。
しかしアルアインのバスターミナルからはある程度距離があるため、タクシーを利用します。料金は27AED(約800円)でした。
試合観戦の様子
スタジアム外の様子と、厳重な荷物検査
日本のクラブとメキシコのクラブがUAEで試合を行うため、もちろんそこまで観客は多くありません。しかしどちらかというとグアダラハラのサポーターが多い様子でした。
そして何より印象的だったのが、厳重な荷物検査です。
クラブワールドカップという国際試合であるからでしょうか。
飲食物の持ち込みはもちろん。モバイルバッテリーの持ち込みすら禁止で、持ち込もうとした場合はセキュリティの人に取り上げられ、回収ボックスに没収されてしまいます。
試合終了後には返してもらいましたが、国際試合など格式の高い試合ではかなりセキュリティが高いので、あらかじめスマホの充電をマックスにしていって、できるだけ身軽な格好でおとずれることをお勧めします。
試合前の雰囲気
スタジアム街にはそこそこ人は見かけましたが、スタンドには空席が目立ちました。
選手が入場してくると、ワールドカップのように両チームの大きなエンブレムフラッグが広げられました。
日本から遠く離れた場所で応援しているチームの旗が大きく広げられるのは、ファンとしてはとてもうれしいものですね。
試合の様子
試合は開始早々3分に動きました。グアダラハラの選手がドリブルで右サイドを突破し、クロスボールを上げると、中にいた選手がヘディングでゴールを決めました。
わざわざUAEに観戦しに来たわけですが、前半は完全にグアダラハラペースでした。さすが北中米カリブ海王者だけあって、個々のテクニックがメチャうまかったですね。
しかし後半に入ると鹿島ペースになります。後半開始早々、土井聖真が左サイドからクロスをあげ、ゴール間に走りこんでいた永木が押し込み同点。
さらにその20分後にはPKを獲得し、セルジーニョが決めて逆転に成功します!
さらに後半終了間際には、途中から入った安部裕葵がミドルシュートを決め、試合を決定づけます。
最後は相手にPKを決められましたが、北中米カリブ海王者のグアダラハラに勝利しました!
海外で鹿島が勝利するのが、サポーターとしては一番誇らしいですね。
やっぱり国際大会じゃないと味わえない感情があります。
そして準決勝の相手であるレアルマドリードとの対決が実現しました。
試合データ
■スタジアム:ハザビン・ザイードスタジアム
■日付:2018年12月15日
■天気:晴れ
■入場者数:3997人
■スコア:3-2
■座席:バックスタンド2階席中央
おわりに
前半は終始グアダラハラのペースでしたが、後半から鹿島は別のチームに生まれ変わったかのような素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。
後半から途中出場した安部の活躍もあり、準決勝に進出。これで2年前に対戦したレアルマドリードとの再戦が決定したのです。
わざわざウクライナから飛行機でUAEまで行ってまで試合を観戦することに多少躊躇しましたが、思い切ってきて本当によかったです!
ただ、国際大会であるため、入場する際のセキュリティの高さには注意が必要ですね。
試合後はドバイ市内を観光し、準決勝の会場であるアブダビへと移動しました。