ウズベキスタンにはキルギスから陸路で入国しました。
ウズベキスタンでまず最初にやるべきことは、首都のサマルカンドでトルクメニスタンのビザを発行することです。
ビザの申請には約2週間かかるため、その間タシュケントでサッカーの試合を2試合観戦することにしました。
ウズベキスタンの国立競技場で試合観戦
ウズベキスタンは観光名所が多い国ですが、首都のタシュケントは特に見どころはありません。
ビザ待ちのため宿で暇を持て余していましたが、サッカーの試合があることを知ったので、地下鉄でスタジアムに向かうことにしました。
地下鉄の駅を降りると外で試合のチケットを販売していたので、そこでチケットを購入しました。
料金は3万スム(約450円)。チケットのデザインも立派です。
試合開始の1時間前にスタジアムに到着すると、まだゲートが空いておらず、多くの人が開門を待っていました。
ウズベキスタンの国立競技場(パフタコール・セントラルスタジアム)は日本代表がW杯予選で使用したスタジアムです。
収容人数は3万5000人。
開門と同時に入場すると、自分の席はメインスタンドにあるVIP席であることがわかりました。
周りにはタバコを吹かした中年男性が多かったです。
試合時刻が近づいてくると、徐々に観客が増えてきました。バックスタンドには熱心なサポーターが集まります。
選手入場。スタジアムの演出や雰囲気はJリーグと遜色ありません。
前回はキルギスで観客が数十人の環境で試合を観た自分からすれば、かなり立派に見えました。
選手の集合写真。ほぼ正面から取ることができました。リーグのタイトルスポンサーはペプシが入っています。
対戦相手はロコモティフ・タシュケントで、同じタシュケントを本拠地にしているチームですが、サポーターの数は少なかったです。
試合のレベルもJリーグの比べても遜色ないです。全てにおいて前回観戦したキルギスリーグとは数倍は格上です。
ヨーロッパリーグの試合と比べればレベルは低いかも知れませんが、しばらくの間娯楽のないキルギスにいた自分としては十分刺激のある試合でした。
サッカー専用スタジアムでリーグ戦を無料観戦
国立競技場で試合を観戦した翌日も試合の予定があったため、地下鉄でスタジアムに向かいました。
本拠地とするチーム「ブニョドコル」は、かつて元ブラジル代表のリバウドが在籍したこともある強豪チームです。
チケットはいつものように当日券を買う予定だったのですが、チケット売り場の窓口はどこも開いていません。
まわりの人たちを観察してみると、チケットなしでスタジアムに入っていきます。
疑問に思って係員に尋ねてみると、今日の試合は無料で観戦できるということを知りました。
なぜ無料で観戦できるのか理由はわからないままですが、こんなに立派なスタジアムでの試合をお金を払わずに見れるのはラッキーです。
試合時刻が近づいてくるとスタジアムの照明が付き、雰囲気が変わります。
ブニョドコルスタジアムは2012年に完成した比較的新しい球技専用スタジアムです。
収容人数は3万4000人。ワールドクラスのスタジアムといっていいでしょう。
日本サッカー界に必要なのはこのような適度な大きさの球技専用スタジアムだと思います。
選手入場。今回はバックスタンドからの観戦です。
スタンドに入ったときは、誰もいない場所でゆっくり見ようと思っていたのですが、大学生くらいの若い青年3人組に一緒に見ようと誘われ、一緒にチームを応援することになりました。
人数が多いのでてっきりブニョドコルのサポーターだと思っていましたが、アウェイチームであるコーカンドFCのサポーターであることが判明しました。
バックスタンドの右端で応援しているのがホームのブニョドコルサポーター。何故かアウェイチームより人数が少ないです。
試合は水色のユニフォームを着たコーカンドFCが主導権を握ります。
アウェイのコーカンドFCがリードする展開で試合が経過していきます。
試合が終了し、チームの勝利を喜ぶサポーター。みんなと一緒に歓喜を味わうことができました。無料で観戦したがとても満足度の高いゲームでした。
おわりに
日本人がサッカー観戦に来ないような場所に行ってみると、案外嬉しいことがよく起こります。
格安もしくは無料で試合観戦ができてしまうし、日本人が珍しいからか、現地の人からジュースを奢ってくれたりもしてくれます。
特にウズベキスタンでのサッカー観戦はいろんな面からコスパが良いです。
レベルはそこまで低くないし、スタジアム周辺の治安も悪くないです。
サッカー観戦する環境も整っているので、ウズベキスタンに訪れた人は観光のついでに試合観戦してみるのをおススメします。
訪問日:2018/8/2 8/3