こんにちは、yamです。
先日私は今年の10月にオープンしたポルシェの体験施設である「ポルシェエクスペリエンスセンター」(PEC)でポルシェの走行を体験してきたので、感想を書いていきます。
ポルシェエクスペリエンスセンターはインターネットの告知で知りました。
この動画のように、ポルシェに乗ってドリフト走行や海外のコースを模したサーキットを走れることに魅力を感じたので、公式サイトから予約して行くことにしました。
- PECの予約方法
- PEC内の様子
- ポルシェを運転するまでの流れ
- PECでポルシェを運転してみた感想
興味のある方はこの記事を参考にしてみてください。
予約方法
まずは公式サイトから会員登録をする必要があります。(無料)
公式サイトはこちら↓
会員登録には氏名・年齢・現在所有の車・年式・ポルシェ車の購入の有無を記入する場所があります。
料金
会員登録が終わると、体験走行とシミュレーターの予約ができます。
コースの走行時間は90分。料金は4万4000円~10万4500円です。
シミュレーターは30分4500円です。
詳細はこちら↓
https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/reserve-driving
予約は1週間前からできます。
718ケイマンT
私が予約したのはスポーツタイプで一番安い718ケイマンです。
予約時の画面では黄色でしたが、実際に乗車したのは黒いマシンでした。
なので予約時の車のカラーと実際に乗る車のカラーは必ずしも同じでないことを理解しておきましょう。
シミュレーターに関しては、木更津まで来なくてもできると思ったので予約しませんでした。
実際シミュレーターをやっている人は1人しか見かけなかったので、あまり人気はないようです。
ポルシェエクスペリエンスセンターの内部
外観~受付までの流れ
駐車場では数多くのポルシェの車が停まっていました。
受付で申込用紙と運転免許証を見せると、パンフレットと名前入りとパスがもらえます。
施設にいる間は着用が義務付けられています。
受付をすました後の入退場は自由です。
私は13:00に体験走行を予約したのですが、インストラクターの助手席に座ってデモンストレーション走行を体験したかったので、11時までに行く必要がありました。
しかし受付の人に尋ねたところ、今日はイベントがあるためデモンストレーション走行はできないと伝えられました。
デモ走行を希望する方は訪れる前に直接確認しておいたほうがいいでしょう。
1階ロビー
待ち時間は館内を見学しました。
1階の受付を抜けるとポルシェのマシンが展示してあります。
オープンに際し、各企業から送られた花が飾られていました。
グッズショップ&カフェ
グッズショップも併設されています。
グッズショップの隣にはカフェもありました。
外にも座席があるので、ポルシェを眺めながら一息つくのもいいでしょう。
私はジンジャエールを注文しました。料金は660円です。
その他の施設
1階のフロアからは作業所の風景を見学できます。
トイレの標識もユニークです。
2階テラスからの眺め
2階に上がると、木更津のコースとポルシェのマシンが一望できます。
外のデッキに出るとポルシェのエンジン音がよく響きわたるのが聞こえてくるので、見ていて飽きません。
レストラン&シミュレーター
併設されているレストランからも、眺めを見ながら食事を楽しめそうです。(現在は予約制)
シミュレーター施設もありましたが、やっている人はほとんどいませんでした。
休憩スペース
1階と2階にはそれぞれポルシェの雑誌とくつろげるスペースがあるので、そこで時間をつぶすのもいいでしょう。
いよいよポルシェに試乗
予約自国の13:00になると、スタッフの方が現れ、搭乗者が一カ所に集合します。
その後名前を呼ばれるので、名前を呼ばれたら担当のインストラクターと対面し、車へと向かいます。
乗車中&コース内でのルール
車に乗車したあとは、注意事項の説明を受けます。
写真と動画の撮影は駐車スペース以外では禁止されているので、コース内の写真や動画は撮影できませんでした。
最初にどのアトラクションを中心にやりたいのか聞かれるので、あらかじめ自分が走りたい場所を決めておくといいでしょう。
コースイン&走ってみた印象
コースインした最初の周は車とコースに慣れるため、60km程度の速度でコースの左側のみ走行します。
そこからは制限速度をあげてコース一杯を使ってドライブを楽しみます。
コース内は高低差が激しく、視界が開けないためやや恐怖心を感じました。
コースの特徴はニュルブルクリンクのカルーセルを模したバンクのついたカーブと、ラクナセカのコークスクリューを模した落差のあるコーナーです。
コースをドライブしているときも、インストラクターの方が適切なラインどりとブレーキングポイントを教えてくれます。
ドリフト体験
コースを3~4周まわったあとはドリフト走行を体験できるドリフトサークルへ移動しました。
しかしドリフトサークルはかなりの人気で、常時4台~5台待ちの状態が続いていました。
ドリフトに関してはYouTubeで予習していたのですが、実際にやってみると思ったように車が動かず、かなり苦戦しました。
ハンドルは一定のままでアクセルコントロールでドリフトするのがコツということなのですが、本能でハンドルを切ってしまい、結果としてアンダーステア(車が外側に膨らむ)になってしまいました。
自分の選んだ車はエンジンが真ん中にあるので、ドリフトにはあまり適さないのも原因ですが、ドリフトは思った以上に難しかったです。
この後も何度かチャレンジしましたが、何度もスピンしてしまいました。
コツをつかむきっかけにはいいかもしれませんが、上達するにはもっと時間と練習機会が必要ですね。
もしドリフトを体験したいなら、後輪駆動(FR)の911を選んだほうがいいでしょう。
スラローム&ローンチコントロール
その後はスラローム走行と急発進・急停車を体験するエリアに移動しました。
ここでの一番の目玉はローンチコントロールですね。ブレーキとアクセルを同時に踏み、前回までエンジンをまわしたあとにブレーキを離し、一気に加速する体験は初めてです。
ローンチコントロールは1回だけというルールですが、ポルシェのポテンシャルを最大限に発揮したときの飛んでいくような加速は忘れられない思い出になりました。
走行体験終了
その後はコースに戻り、インストラクターさんと会話をしながらコースの走行を楽しみ、90分間の走行体験は終了となりました。
最後には記念撮影もしてくれます。
まとめ
ポルシェエクスペリエンスセンターは一言でいうなら、「ポルシェの教習所」か「大人の遊園地」ですね。
この場所は制限速度が100kmまでで、追い抜きも禁止で、計測装置もついていないため、サーキットで全開走行のような走りはできません。
コースを走る際もスポーツモードとマニュアルモードは禁止されているので、攻めた走りもできません。
なのでサーキット感覚で来るようば場所とは違います。
サーキットに行ったことがないけど、ポルシェを操ってみたい、ドライビングテクニックを磨きたいという方にはおススメできる場所です。
90分間の走行で5万円と決して安くはない値段ですが、本格的なサーキットでポルシェを走らせるとなるとさらに高額になりますよね。
それに比べれば、公道ではできないようなドリフト走行、ローンチコントロールが体験できて、インストラクターからマンツーマンで教えてくれると考えればリーズナブルだと感じられるのではないでしょうか。
ポルシェオーナーの方には特におススメできる場所ですね。
多くのポルシェが並んでいるだけでもポルシェ好きにはたまらないでしょうし、ここで学んだドライビングテクニックを自分の車で活用できるようになるでしょう。
ポルシェが好きな方なら一度は訪れたい場所です。
この記事が参考になれば幸いです。
それでは、また。