パラグアイの首都アスンシオンには、ウルグアイから飛行機で到着しました、
おそらく多くの人はウルグアイとパラグアイの違いがわからないと思います。
私も実際に来るまで似たようなものだと思っていましたが、入国してすぐに違いを感じることになりました。
まずは気候です。両国とも7月下旬に訪問したのですが、ウルグアイはダウンジャケットを着なければならないほど寒かったのに対し、パラグアイは昼間は夏のように熱いです。
後で調べると平均気温が10℃も違うことが判明しました。
次に物価です。ウルグアイの物価は日本とほぼ同じくらいです。
特に空港での物価はとてつもなく高いです。どこの国も空港の物価は安くないですが、パンと水を買っただけで2000円もしたのはウルグアイだけですね。
それに対してパラグアイは物価が安いです。ウルグアイと比べて半分~3分の1程度です。
寒くて物価の高いウルグアイから、温暖で物価の安いパラグアイに来たので、私はすぐにパラグアイが気に入りました。
パラグアイに入国したその日にサッカーの試合を観戦
ウルグアイには3日間しか滞在しなかったのは、サッカースタジアムしか見たい場所がないのもありますが、パラグアイでサッカーの試合を観戦するためです。
いつものようにホテルから歩いてスタジアムへと向かいます。
アスンシオンはパラグアイ川沿いに貧民街が形成されているのですが、それ以外の場所は1人で歩いても問題ないと感じました。
アスンシオンの西側にあるエスタディオ・ディフェンソーレス・デルチャコは、パラグアイ代表のホームスタジアムとなっています。
収容人数は約4万2000人。日本の国立競技場と同じ位置付けで、パラグアイサッカーの聖地です。
スタジアム周辺では露店でグッズを販売していました。サッカー観戦は試合を観るだけなく、こういうお祭りの雰囲気を味わうのも魅力の一つです。
ペルーで試合を観て以来1か月ぶりの試合観戦なので自然とテンションも上がります。
試合のチケットはメインスタンドの席を当日券で購入しました。料金は5万グアラニー(約950円)です。
メインスタンドからの眺め。陸上トラックがなくて傾斜もあるので、とても見やすいです。
スタンドの色もパラグアイカラーの赤、白、青のコントラストが美しいですね。
スタジアムの設備は日本のサッカースタジアム比べても遜色ないです。気温も暖かくて絶好のサッカー観戦日和でした。
スタンドでは売り子がせわしなく働きます。日本の野球場でもビールの売り子がいますが、サッカー場では見かけないので新鮮に映りました。
頭の上に大量にパンを乗せて、衛生状態も不安ですが、何かの拍子でこぼさないか心配です(汗)
選手入場。ホームチームはセロ・ポルテーニョ、アウェーチームはヘネラル・ディアス。
もちろん誰も選手を知らないので、試合そのものよりも雰囲気を楽しむことに専念します。
選手撮影。メインスタンドに座ると選手の集合写真も撮れるのが良いですね。
キックオフ前には誰かに対する追悼を行っていました。
海外の試合ではよく試合前に追悼をすることが多いです。これも文化の違いといったところですかね。
試合がはじまると、徐々に観客が増えてきました。
夕方のキックオフだったので、おそらく仕事が終わってから試合観戦する人も多かったのかもしれないです。
日が暮れて夜になったころには、ゴール裏のスタンドはサポーターでぎっしりとなりました。
クラブカラーが青と赤なので、パッと見FC東京のサポーターに見えます。
応援の歌もJリーグに似ているので、かなり親近感を覚えました。
南米のスタジアムはいくつか訪れましたが、サポーターの応援を生で見るのはこれが初めてです。
南米らしく情熱的な応援を見ることができました、
ゴール直後の選手とサポーター。老若男女問わず誰もが大声で叫びます。
日本のように遠慮がちに喜ぶことはないです。
南米にきて2ヶ月近くたち、パラグアイ人に囲まれた状況でようやく南米サッカーの熱を直に感じることができたといます。
おわりに
パラグアイには5日間滞在しました。
その間宿で仲良くなったブラジル人3人と一緒に遊びに行ったり、ガラパゴス諸島で出会った日本人旅行者と再会する機会もありましたが、それはまた別の記事で書こうと思います。
アスンシオンの後はバスでシウダーデルエステに移動し、そこから徒歩でブラジルに入国しました。
南米滞在最後の国ブラジルではオリンピックの試合とリーグ戦観戦したので、次回はブラジルセリエAの観戦記を書くつもりです。
それでは、また。
訪問日:(2016/7/23)